《比翼の雛恋〜義高と大姫〜》
時は平安末期。源平合戦最中の、寿永二年(1183年)。
平家に反旗を翻した二人の源氏、木曾義仲と源頼朝はこの時、対立関係にあった。
しかし頼朝の勢力は強力無比。義仲は圧力に屈し、息子の義高を、人質として差し出すことを決める。
頼朝の娘婿という名目で、義高を鎌倉に送り、事態の収拾を図ったのだった。
そして同年の春。
鎌倉に入った義高が出会ったのは、彼を頑なに拒む幼き妻、大姫だった。
序章
一章
二章
三章
四章
五章
終章
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